20代のうちに見るべき映画シリーズ①
お久しぶりです。後鳥羽です。
最近家で、NetflixやAmazonプライム・ビデオに収録されている映画観賞にどハマりしている。
そこで今日は、20代のうちに見るべき映画シリーズをお送りしようと思う。
洋画邦画関係なく様々なジャンルの映画について複数回に分けて書いていくつもりである。
その中の一作品でも「観てみようかな。」と思ってくれたら後鳥羽冥利につきる。
では、早速紹介していこう。
今回はこちら…
⒈「ジャッジ!」(2014年公開)
妻夫木聡主演、北川景子や鈴木京香、豊川悦司、リリーフランキーなどが出演しているオリジナルコメディである。
妻夫木聡、北川景子が偽の夫婦役で共演しており、華やかな広告業界が舞台の映画。
落ちこぼれ広告マンの太田喜一郎(妻夫木)は、クセ者上司に押し付けられ、世界一のテレビCMを決める広告の祭典・サンタモニカ国際港国際で審査員を務めるはめになってしまう。
現地では毎夜開かれるパーティに同伴者が必要ということから、ギャンブル好きな同僚の大田ひかり(北川)が偽の妻として同行することに。
やがて華やかな審査会が開幕するが、太田はちくわのCMが賞をとらなければ、自分がクビになることを知り、駆け引きや小芝居に四苦八苦。ひかりの手助けを借りるうちに、2人の距離も次第に縮まっていく。
各国が自分のCMのために手段を選ばず、そしてそれに振り回されていく太田たち。迫り行く審査の時、果たして太田のクビはどうなるのか。ひかりとの関係は…!?
この映画で私が最も感じたことは、「自分が好きなものは好き、嫌いなものは嫌いと言えることが大切。周りや上が黒を白と言おうが、自分の思ったことを表現するべき。」である。
劇中では、審査委員長や審査委員に賄賂を渡して、自分のCMを通過させようとする人間がたくさん出てくる。
また、副審査委員長の鶴の一声や、弱みを握られてた人達が、裏で決められたCMに高評価を押し、出来レースのごとく審査が進んでいく。
このような忖度や慣習的な賄賂の光景に、太田は疑問を持ち始める。
そんな中、出国前に、色々なアドバイスをくれた鏡さん(リリー)のアドバイスを思い出し、太田は審査委員に対して自らの気持ちをぶつけていく。
最初は、日本人というだけでまともに相手されることがほとんどなく、観てるこちら側も歯がゆい思いをする時間が多かった。
しかし、奇想天外なアプローチで周りの目を惹きつけ、徐々に審査委員達も魅了されていく姿には一種の爽快感さえ覚えた。
学校生活や社会においても、暗黙の了解、ルールなるものが少なからずあるだろう。
「あの人が言ったことには、従っておかないと周りから変な目で見られる…。今までこういう慣習でやってきたから、自分らは悪くない。皆してきたことだから…。」
そんなものクソくらえである。
上が黒と言ったら例え白でも黒なのか。いいえ、白である。
これを読んだ人は、「お前はまだ社会に出たことがない青二才だからそんな正義感ぶったことが言えるんだ。」と思うだろう。
そんなこと自らが1番わかっている。
確かに社会に出たら、自己中心的な言動、行動よりも協調性が求められることの方が多いだろう。
しかし、劇中の様な協調性は協調性ではない。執拗に他人の顔色を伺って自分を殺しているだけであり、協調性でも何でもない。
協調性とは、異なった環境や立場に存する複数の者が互いに助け合ったり譲り合ったりしながら同じ目標に向かって任務を遂行する素質である。
互いが余計なことをしでかさないよう、忖度し合うことなとでは決してない。
純粋に良い作品に良い評価を下し、悪い作品には悪い作品なりの良い所と改善点を皆で出し合う。
小さい頃には、当たり前に出来ていたこの行動も年齢を重ねるにつれて、周りの目が気になりだし、自分の意見が堂々と言えなくなりつつある。
だが、幸いなことに私のフォロワーや私自身、20代前半の人が大半である。
まだ間に合う。自分の確固たる軸を持ち、媚びへつらわない人間であってほしい。これは自分に対する戒めでもある。